定時帰りのサラリーマンが羨ましい… ブラック旅行会社を辞めた経験


ブラック企業(旅行会社)を辞めた経験

ここでは、ブラック企業に勤めた方の体験談をご紹介します。

今回の話は割とソフトです。「ブラック」というより「競争の激しい職場」? 苦労されている方は「これくらい普通」と感じるかもしれません… ^^;

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定時帰りのサラリーマンが羨ましい… ブラック旅行会社を辞めた経験

定時帰りのサラリーマンが羨ましい… ブラック旅行会社を辞めた経験


 K.Kさん(男性)、30歳、旅行会社 

眠れない入社前合宿 ~嫌な予感~

私が以前勤めていた、某大手旅行会社では、入社前に全員参加必須の2泊3日の合宿がありました。内容は一切知らされず、着替えだけ持って、新入社員は参加します。場所は都内某施設。別に普通のところです。

ところがエレベータに乗って上にあがると、なにやら怒号が聞こえてきます。


「おはようございまーす!!」
「声が小さいぞっ!!」

「おはようございまーす!!!」
「まだまだ出るだろーっ!!!」

「おはようございまーす!!!!」
「よし、座っていいぞ」


入り口で、全員大声で挨拶をさせられ、何回かダメ出しをされた後、皆席についています。

何だか大変なところに来てしまったと思いました。合宿は終始、怒号の中、怒られ、けなされ、要らないと言われ、最終日のプレゼンにプレッシャーをかけられ、結局、2泊3日で合計睡眠時間が3時間でした。

帰宅するサラリーマン達にチラシ配り

異様に、チラシを配りたがる会社でした。「あれ、バイトでしょ?」とよく友達に言われましたが、ほとんど社員です!!暇な時(厳密には暇ではないのですが)は毎日、30部~50部配らされていました。配るのはチラシとティッシュ。別にお菓子などが入っているわけではないので、ほとんどの人がもらってくれません。無くなるまで、帰れないので、必死です。

やるせなさを抑えられなかったのが、「夕方の帰宅ラッシュに合わせて配ってこい」というのでやらされていた18時過ぎの駅前チラシ配りです。確かにこの時間帯は第1次帰宅ラッシュなので、定時あがりのサラリーマンたちが駅へたくさんやってきて、よくチラシもはけます。しかし、自分はまだまだ残務処理が残っていて、チラシを配り終わったあと会社に戻り、毎日22時過ぎまで、残業をするのです。


ブラック旅行会社でのチラシ配り


いったい、自分がこのチラシを渡している人はどんな仕事をしている人なのか。なぜこんなに早く帰れるのか。なぜこんなにも待遇が違うのか。自分の状況を顧み、いつもやるせなくなっていました。

ノルマ達成のため、同僚同士で争い

「わが社にはノルマはありません。」そう入社前に聞いていました。

しかし、入ってみると「目標」という名のノルマがありました。月で目標が決まっていて、営業日で割り、そうすると一日あたりの目標もあります。この目標というのが曲者で、達成をしないと「人間ではない」かのような扱いを各営業所で受けていました。

そのため、みんな達成するために必死です。当然、お客の取り合いになるのですが、具体的にどうなるかというと、新規のお客様が来たら皆走っていきます。それも明らかに走っていったら、お客様もドン引きしてしまうので、上半身は手を組んで、顔はにこやかに、でも、下半身はダッシュというアヒルのような状態です。


ノルマが厳しいブラック旅行会社を辞めたい


そして朝のセールスの電話は、指を連打して争ってとります。お互いに協力し合って、営業所の売り上げを増やしていくべきなのに、同僚との不毛な争い。目標のプレッシャーに加え、これも精神的にきつかったです。

やっぱり高い離職率!

3年で同期は約半分になりました。営業者内の異動も多かったですが、辞めていく社員が多いので2か月に一回くらいは、歓送迎会がありました。そうなってくると、定期恒例行事のようなもので、人の入れ替わりは非常に激しかったです。

同じ営業所で人が辞めたら、自分が辞めれなくなるので、タイミングも大事でした。「私もいつか…」と思っている時に、同期が一人辞めて、タイミングを逸してしまい、先延ばしになってしまったことが何度もあります。

会社を辞めるというのは不思議なもので、「辞めたい」と考えると、もうそのことしか考えられなくなります。ましてや、仲のいい同期が辞めると、にわかに不安になるものです。所長が、雲隠れして大騒ぎになったこともありました。

私は既にその会社を退職しています。今は自分の同期は7年目になりますが、残っているのは2割を切っているそうです。振り返ってみると、激しい職場でした。しかし、結果を出した人間には報われるところもあり、完全なブラックとは言い難いので、グレーというのがふさわしいでしょうか。

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