残業400時間!? ブラック会社を退職したエンジニアの経験談


残業時間の多いブラック会社を退職したエンジニアの経験

ブラック企業に勤めた方の体験談をご紹介します。今回はエンジニアの話です。

エンジニアは何となくブラックなイメージがあるので驚きませんが、残業400時間てどうやるんでしょうか…。

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残業400時間!? ブラック会社を退職したエンジニアの経験談

残業400時間!? ブラック会社を退職したエンジニアの経験談


 H.Mさん(男性)、30代、ネットワークエンジニア 

朝までサービス残業

その会社ではネットワークエンジニアとしてサーバーのメンテナンスを行っていました。普段の主な仕事はサーバーがエラーを起こしていないかを監視、データーのバックアップを取る、何か起こったら顧客に連絡して直すというのが主な業務でした。一般的な会社ではオペレーターなどを雇ってやるような作業もエンジニアがやる形になっており、常時、誰かがサーバールームにいるという状況でした。

昼間は各顧客の担当者がいるのですが、夜は誰か一人が残って行う形だったので、残る担当になると5~6社分のサーバーを一人で面倒を見る形になってしまいます。給料は固定で残業手当などもなく、ただただ朝までサービス残業をさせられるという状態でした。土日祝日関係なく、5勤2休というシステムで、2回に1回は休みの前日から休みの日の朝まで残業させられるのです。

基本的に1、2時まで残業

ブラック企業だと感じた主な理由は、朝まで無給で残業させられるという点と、本来であればオペレーター5人・エンジニア2人は必要な仕事を、エンジニア2人でやらせるという非常におかしな勤務人数です。また、「朝まで残業」でなくても基本的には夜中の1時か2時くらいまでは残業させられていましたし、トラブルが起きた場合、休みの日でも出勤しなければいけませんでした。

ブラック会社のエンジニアの残業時間


職場の近くに寮があり、基本的にそこに住む事が当たり前のような状態でした。さらに、休みの日に市外へ出る時は上司の許可が必要という「どこの警察官だ!」というような規則までありました。上司自身も同じ寮に住んでいて、上司も市街へ出るのにもっと上の許可が必要というびっくりな状況でした。

このように余裕のない体制ですから、「顧客の為に」という気持ちなど誰もなく、機密情報ではないかと思うものが平気でその辺に置いてあるという状態でした。

最も印象に残った事件

最も印象に残った事件は、上司が体調を崩して入院した時に起こりました。その上司が倒れた時、上司は1週間ほどほとんど寝ずに職場で仕事をしており、「そりゃ倒れるだろうな」という状況でした。

勤務時間の入力などはなかったのですが、上司が手帳につけていた出勤退社時間を見ると、倒れる前の1ヶ月で400時間以上残業をしていたのです。一ヶ月が大体720時間で、通常勤務時間がそのうちの150~200時間くらいが普通の会社だそうです。私の会社も大体160時間位が通常の勤務だったのですが、その上司は、なんと仕事をしていない時間が100時間くらいしかなかったのです。計算してみると一日平均3時間くらい。もちろん休みの日も含めてです。

それだけでも十分恐ろしいのですが、入院した次の日、上司は出勤してきたのです。その時に、その上の上司が言った言葉は、「○○君は気合で出てきた。みんな、気合だ!」だったのです。ありえないと思いました。その上司はその後すぐに退職しました。後に、手帳を証拠に労災認定が降りたそうです。

ブラック会社でエンジニアが残業400時間

それ以来、手帳を上司が確認するという意味不明なルールが出来ました。なので、私は親に毎日「今から帰る」というメールを送って、親に保存してもらうという対策をしていました。

その会社を辞めたきっかけとブラック対策

そんな会社だったので、上司が辞めた数カ月後に私もその職場を退職する事になりました。体調を崩して病院に行った際に、医者から入院するように言われたのですが、その後、出勤するよう上司が乗り込んできたのです。医者が絶対ダメだと言ってくれたおかげもあり、その場でクビを言い渡されました。

もちろん、後に親へのメールを証拠に労災にしようとしましたが、会社側が流石に数ヶ月で2人目を出すわけに行かないと思ったのか、見舞金・退職金としてそれ相応の金額をもらう事で、労災にしないという念書にサインをさせられました。残った人に聞くと、相変わらずトンデモルールで働かされているけど、最近は少しマシになってきたと言っていました。

他にやっていた対策としては、違法性があるのではないかと思われる作業については「いつ誰の指示でやったか」をしっかりと分かるように保存していました。これは自分だけの責任にされないための対策でしたし、時効になるまではこの書類はお守り代わりに持っておこうと思っています。

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