公務員試験に不合格で地元スーパーに就職 | 嫌がらせを受け土下座退職

職場での嫌がらせを受けて土下座退職した経験

ブラック企業に勤めた方の体験談をご紹介します。

今回は、元スーパーの店員さんです。嫌がらせのされ方が地味で生々しいです。私も銀行の支店で働いていた頃、同じような扱いをされているおじさんがいました。

「退職するために土下座をする」というのは驚きですが、精神的に相当追い込まれていたのかもしれません…。

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公務員試験に不合格で地元スーパーに就職 | 嫌がらせを受け土下座退職

公務員試験に不合格で地元スーパーに就職 | 嫌がらせを受け土下座退職


 S.Kさん(男性)、20代、接客業 

なかば自暴自棄の状態で配属された地方スーパー

私は学生時代公務員試験を受験しましたが、全て不合格になりました。2年かけてかなり勉強したにも関わらず不合格だったので、メンタルを少しやられた状態での就職でした。すっかり憔悴しきって、就職活動も充分にしないまま、たまたま地元スーパーからの内定が出たので、半ば自暴自棄になりながらそこに就職しました。

スーツを着て静かな環境でスマートに働くことをイメージしていた自分にとって、制服を着て野菜を売っている自分の姿は受け入れがたいものでした。小さなプライドがさらにぼろぼろになりました。恐らく一目みただけでやる気のない社員に見えたでしょう。初めて配属された職場の上司は、そんな私の姿を見て気に食わなかったのだと思います。その方は高卒で成り上がった方だったこともあいまって、もともと冷たかった私に対する態度は徐々に辛辣なものとなっていきました。

上司にされた嫌がらせ

仕事はほとんど何も教えてくれませんでした。こちらから何か聞くと「それくらいてめーで考えろ」と言われました。口調は日を追うごとに乱暴なものとなっていき、少しでもミスをすると「大卒のくせに使えねーなー」と言われました。もともとこのような体育会系?なノリが苦手なうえ、メンタルまでやられていた私にとっては怖くてしかたなかったです。

ちょっとのミスを過剰なくらい責め立てられてました。大学生のバイトなどにも私の悪口を吹き込んで、一緒に笑われました。学生バイトの私に対する態度も、完全に舐めきったものとなりました。

職場の上司にされた嫌がらせ

陰湿さはどんどんとエスカレートしていき、わざと間違った情報でPOP広告を貼らせて修正をさせたり、休日でも平気で連絡してきて「おめーの引き継ぎのせいで全員が困ってんだ。今すぐ来い」といって休日出勤させられました。パートの方も私を腫物を扱うような接し方となり、徐々に私は完全孤立状態となりました。

職場での嫌がらせが続いて私に起きた症状

完全に混乱しました。何をやっても怒られるし、正しくできていたはずの仕事ですら間違った状態に修正されてしまうこともあり、今自分がやっていることは正しいのか、間違っているのか、訳が分からなくなりました。完全に自信喪失しました。職場で相談できる人もいなかったので、ずっと1人で抱えこむことになりました。研修で同期に会っても、ちゃんと仕事を頑張っている方ばかりだったので、自分がそんな目にあっているなんてことは恥ずかしくて相談できませんでした。

職場での私は完全に役立たず扱いで、延々と売り場の整頓のみをさせられていました。上司はわざと私に聞こえるくらい大きな声で私の悪口を言っていました。ずっと仕事について考え込んでいるうちに、すっかり気が滅入りました。判断力の低下により、信号無視をしてしまったり、急に泣き出すようになってしまったりと、もともとネガティブだった思考が、よりネガティブなものとなっていきました。

何を食べても味もせず、正直この時期の記憶はほとんどありません。とにかく「めちゃくちゃ辛かったこと」だけははっきりと覚えています。今でも突然記憶がフラッシュバックしたり、夢に出てきて飛び起きることもあります。

店長に土下座して退職願いを通しました

唯一の救いが家族でした。ただでさえ1年浪人をして負担をかけさせてまで受けた公務員試験が不合格だった私は、家族に対しても大きな引け目を感じていました。最初に家族に相談したときも「せっかく就職できた会社なんだから、もうちょっと頑張ってみたら」というものでした。そこから私は心を入れ替えてしっかり仕事を頑張ろうとしました、その結果が先に述べた職場での仕打ちです。

日に日におかしくなっていく私を見て「ただ事ではない」と感じたのか、数か月後に母親から「あなたがボロボロになっていく姿は見てられない。ずっと勉強していて気持ちの整理がついていないんだよ。1回退職して、ゆっくりでいいからもう1回やり直してみたら」と言ってくれました。

職場での嫌がらせに耐えかねて退職願を提出

その言葉を聞いて、家族の優しさ、そして自分のダメさを痛感して私は涙がぼろぼろこぼれました。その翌日に退職願いを出しました、店長からは引きとめられましたが、土下座して退職願いを通しました。

退職した後は、1ヶ月ほど家で引きこもったり、1人旅に出るなどして自分の人生を振り返りました。そうして落ち着いた後に再度就職活動を行って、現在では別のサービス業についています。「もっと早く辞めれば良かった」と今では強く思います。本当に、思い出すだけでも気持ち悪くなる嫌な経験でした。

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