雇用されたと思ったら「個人事業主」だった!?電話で退職を伝えた経験

雇用ではなく個人事業主だったので電話で退職した経験

ブラック企業に勤めた方の体験談をご紹介します。

今回は、就職したと思っていたら、実は個人事業主扱いだった人のお話です。いろいろ酷過ぎます…。

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雇用されたと思ったら「個人事業主」だった!?電話で退職を伝えた経験

雇用されたと思ったら「個人事業主」だった!?電話で退職を伝えた経験


 H.Sさん(男性)、40代、貿易会社 

貿易会社で特技の英語を生かす

海外生活をしていた経験から英語には自信がありました。現地の外資系企業での経験でビジネス英語も出来ましたから、日本に帰国してからの転職活動では、貿易関係の会社で輸入や輸出に関わる職業を探していました。そこで見つけたのがB社でした。書類審査に、面接も三回あり、最終面接では社長と今後の企業の展望について熱く語り合っていたぐらいでした。

1週間ほどして採用通知が届き、希望どおりの職業に就くことが出来ることをとても喜んでいました。最初の数か月は研修ということで、日本国内で自社の商品を売る仕事をしてもらうと言われました。初日から飛び込みでの営業活動です。「ノルマは特にないので出来る範囲で頑張って欲しい」と直属の上司からのアドバイスを受けて、ここでの経験で自社製品の知識を得て、海外支部へ異動するのだと目標を立てました。

面接でも英語堪能なので海外出張をして欲しいと言われていたので、私もそのつもりでした。

いつまで経っても雇用契約についての話がない

初日から営業活動にと忙しく仕事をこなしてました。飛び込みですのでほとんど門前払いでしたが、これも経験だと自分に言い聞かせて頑張っていました。

一方、少し気になることが出てきました。仕事を初めて1週間経つのに雇用契約を結ぶ契約書などを渡されないだけでなく、そういう話も出てこないのです。あまりにおかしいので社長へ直接、尋ねることにしました。企業規模は50名ほどでしたので、社長との距離は近く、直接聞くことが出来ました。

雇用契約ではなく個人事業主だった体験談

しかしです。とんでもない答えが返ってきたのです。「あっ、個人事業主だから」。私は自分の耳を疑いました。全く求人内容と違うのですから。個人事業主って、それは雇用されるのでなく自ら事業をするってことです。意味が分からないのでどういうことか確認したところ、自社製品を売ったら、その2割が自分の給与になり売れなければ給与は無い。基本給もなく、雇用契約もなく、完全に個人事業主なのです。外から見れば会社組織ですが、中身は個人事業主の集まりでした。

たしかに、それでも一般サラリーマンより稼いでる人はいましたが、当然辞める人も多く、毎日毎日新しい人間が入ってくるような形でした。

すぐには辞めれないので、少し耐えてみた

求人内容とは全く違うし、基本給もなければ社会保障も全くない。すぐに退職しようかとも思いましたが、たくさん稼いでる人もいましたし、海外支部へ出かけて働いてる人もいたので続けることにしました。転職活動をしてやっと決まった仕事でしたし、すぐに退職するわけにもいきませんでした。そんな意志も、ある出来事で砕け落ちるのです。

ある日、社長から「君は海外で働いた経験があるから、やはり海外支部が向いている。2週間後にマレーシアの工場へ移って管理職としてやって欲しい」と異動を伝えられたのです。私は、海外で働けるチャンスがあるなら、自分の力で成り上がればいいのだと言い聞かせ承諾しました。しかし、そこにも裏がありました。

ブラック企業を電話で退職した経験

海外赴任する1週間前に、海外で働く上での色々な資料をチェックしていました。雇用契約が個人事業主だったこともあり、これ以上問題があるのは御免なので、慎重には慎重に動いていました。そして、見つけてしまったのです。

私には就労ビザが手配されてませんでした。ただの観光ビザでマレーシアで働くことになっていたのです。そんなことをすれば完全に捕まります。法律違反ですから。ここでも社長に意見を求めると、「最初は観光ビザだが、すぐにきちんとしたビザを発行させるから問題ない。しばらくばれないように働いてくれ」と言うのです。私を犯罪者にすることに何の躊躇もない言い様です。

留守電に一言 「退職します」

犯罪者になるのは御免だと、私はこのブラック企業を辞めることにしたのです。そして、社長に辞めることを伝える為に「お話したいことがある」と伝えたところ、「今、忙しいので後で電話して欲しい」と言うのです。何かを察知したのか、私を遠ざけるように外へ出て行きました。私は、今すぐに話をしたかったのと、訴えたかったのです。あまりに酷いので、しっかりと面と向かって自分の意見を伝えて、「これは犯罪行為ですよ」と説明したかったのです。

しかし、何度となくアポイントを取ろうとしても「忙しい」と言われすぐに電話を切られるわ、すぐに留守電になるわで話になりません。元々、社長は会社内にいることがほとんどいないので、電話でしか接点が持てないことが多かったのです。社内の予定表には、「マレーシアへH.S向かう」と書かれており、このまま何か変なことに巻き込まれるのは嫌なので、留守電に「本日で退職させて頂きます」とだけ残しました。社長からの返信はありませんでした。

私は個人事業主。雇用契約も結んでないような状態だったので、何の手続きも必要なく私はこのブラック企業を退職したのです。そもそも電話すらいらなかったかもしれません。もしも、観光ビザでマレーシアにて働かされていたらと思うとゾッとします。

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