ボーナス、退職金が少なすぎる… | 給料制度に要注意!

ボーナス、退職金が少なすぎる…

IT企業に勤めていた方の体験談をご紹介します。

ボーナスも退職金も貰えるだけありがたいですが、期待しすぎると落とし穴があるかもしれません…。

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ボーナス、退職金が少なすぎる… | 給料制度に要注意!

ボーナス、退職金が少なすぎる… | 給料制度に要注意!


 A.Hさん(男性)、30代、システムエンジニア 

一見普通に見える給与

私の勤めていた企業は、従業員600人超のIT企業でした。業務は法人向けのパッケージソフト開発が主で、サーバーの運用、保守なども行っていました。

新入社員の初任給は手取りでおよそ19万円。残業代は基本的に100%支給されますし、ボーナスも出ます。私はチーム内で、サブリーダーのポジションにいました。設計から開発、部下や外注さんの工数管理まで行う、何でも屋のような役割をしていました。

最終的に、私の手取りは残業代含み45万円にまでなりました。まあ、これは月140時間の残業をした時の話なので、喜んでばかりいられませんが……残業代が支給されるだけマシですね。

さて、これのどこが安いんだ、と思われるでしょう。私も上司が給料の愚痴をこぼすのを聞いた時、同じ感想でした。この額を貰えるなら嘆くほどのことではないだろう、そう思いました。ですが、そこには落とし穴があったのです。

そのカラクリは、職位給

初任給を貰った私は、給与明細をうきうきとした気分で開きました。税金やら何やら引かれ、額面で21万円ほど。その内訳を見てみると、そこには基本給が12万円、職位給が9万円と書かれていました。

平社員なのに、職務給? 私は眉をひそめましたが、この会社では管理職以外にもそういう名目で給料を支払っているのだろうと思い、さほど疑問に思うこともなく、その文言をスルーしてしまいました。

ボーナスや退職金が少ないブラック企業

私の会社では平社員が3段階に分かれており、1つ段階が上がると2~3万円ほど職位給が上がるのですが、基本給の方は、多くても年に2,000円程度しか上がりません。これの何が問題なのかと言うと、ボーナスと退職金に影響するのです。

ボーナスと退職金は、基本給をベースにして算出する金額です。基本給が安く、職位給を高く設定しているため、ボーナスや退職金がものすごく安くなってしまうのです。

伝え聞く恐ろしい退職金のエピソード

職位給のカラクリによって、ボーナスは期待できるものではなくなりました。私はチーム内で上司にかなり評価してもらうことが出来ましたが、それでも部の業績が良い時で20万円、悪い時は10万円程度まで落ち込みました。

それ以上に恐ろしいのは退職金です。私は8年勤めた後に退職しましたが、その時貰えた退職金は僅か7万円です(退職金は入社後3年目から発生します)。何カ月かに分けて振り込まれるのか? などと見当違いなことまで考えてしまいました。

ボーナス・退職金が少ないブラック企業

当時の同僚に聞いた話ですが、この会社のブラックさを表す恐ろしいエピソードがあります。何一つ問題を起こしたことのない、むしろ良い成績を出し続けた部長が定年退職しました。皆に温かく見送られての円満退職です。しかしその部長は、後日総務部に連絡し、このようなことを言ったそうです。

「退職金、1桁間違えてませんか?」

数百万ならともかく、桁を疑うとは一体どれほどの額だったのでしょうか。知りたいような、知りたくないような……とにかく、この会社に見切りをつけて良かったと、心底思った怪談話でした。

給料から見る職場選びの対策

7万円という退職金を得て私が学んだのは、次の職場を選ぶときは、ボーナスや退職金制度に拘り過ぎない方が良い、ということでした。確かにボーナスや退職金がある会社は、ワンランク上の会社に思えます。それは事実その通りではあるのでしょうが、中には考えもつかない方法で誤魔化してくる会社もあることも事実です。

転職活動を始め、求人情報を探していると、「ボーナスや退職金の条件が良い会社は、月給が安い。逆に退職金のない会社は、月給が高い」という法則があるように思えました。

月々の貯金をちゃんと計画的にできる人であれば、退職金などに頼らず、月給の高さを優先した方がよほど良いかも知れません。ボーナスについても同じです。業績次第で金額をいくらでも上下出来る制度は、信用しすぎるのは危険なのです。

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